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イタコの口寄せとは、イタコと呼ばれる巫女を通じて死者と交信ができるというものです。
身近な人の死を経験し、心の整理がつかない人の気持ちを安らかにするのがイタコの仕事なのです。
しかし、偽物のイタコもいます。
残された人の心を乱し、怯えさせるようなことを伝えるイタコは偽物だと言われています。
本物のイタコを見抜き、偽物の言葉を信じないようにするためにも、イタコと関わる私たちには観察眼が求められています。
イタコを見極めるために必要な情報をここであなたにお伝えしましょう。
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イタコって?どういう人たちなの?
イタコは死者と交信することのできる口寄せを得意とする巫女や、霊能力者の事を指します。
古来、イタコの仕事は神に関わる仕事であり、神様の言葉を代弁する存在として認識されてきました。
主に東北地方を中心にその存在が認知されています。
特にイタコと呼ばれるのは青森県の中央に位置する恐山で活動をしている巫女です。
しかしイタコは常に恐山にいるわけではありません。
恐山で例大祭が開かれている時には恐山にいますが、それ以外は山を降りて普通に生活をしているのです。
その他の地域では異なる名称で巫女が呼ばれています。
最も有名なイタコの仕事は口寄せなのですが、それ以外にもできることはたくさんあるのです。
本物のイタコであれば心身の不調や家庭内不和などを取り除くためにお祓いをしたり、占いや神事に関わることもあります。
何か問題があったり悩み事があるとイタコを頼るというのが地元の住民の習わしなのです。
現在では霊能力者としてのイメージを強く持たれているイタコではありますが、歴史的に見ていくと悩み事や相談事を一手に引き受けるよろず屋のような存在だったのです。
もちろん現在では口寄せをしてもらうためにイタコを頼る人が多いです。
イタコの口寄せ 相場はどれくらい?
イタコに仕事を依頼する場合、一般的な料金となっているのは3000円程度です。
人によって多少の差があり、4000円で引き受けてくれる人、5000円で引き受けてくれる人などのようにばらつきがあります。
しかし高くても5000円程度と言われているので、それ以上の金額を要求された場合には本当のイタコかどうかを見極める必要が出てくるのです。
スピリチュアルな世界にはつきものですが、何の能力も持っていないけれど演技力で顧客を獲得しようとする人もいます。
まず価格が適正かどうかをしっかりと確かめましょう。
イタコの口寄せが具体的にどのように行われるのか気になりませんか?
1回の口寄せは15分前後が目安となっています。
手がかりとなるのは名前と生年月日。
それを頼りにイタコが死者との懸け橋になってくれるのです。
イタコの仕事は依頼者の心の整理をお手伝い、口寄せによって相手の死を受け入れられるようにするというもの。
依頼者がさらに気になるようなことを言ったり、何度も何度も通わなければいけない状況を作るイタコは本物かどうか確かめる必要があります。
胡散臭いと感じるイタコの場合には距離を取らなければ、お金だけを巻き取られることになりかねません。
最後のイタコ 松田広子
昭和40年代には青森県内に100人ほどイタコがいました。
しかし、後継者不足などの影響によってイタコの数は年々減っていき、現在では正統なイタコがたったの6名しかいないのです。
そんな中で松田広子さんというイタコが注目を集めるようになりました。
松田広子さんはイタコの中でも最年少となっており、最後のイタコという通称で呼ばれています。
先ほども触れたように、イタコは後継者不足に悩まされており、それがために最年少の松田広子さんが最後のイタコと呼ばれるようになったのです。
イタコの後継者不足には社会的な変化も影響しています。
これはお寺や教会などでも同じですが、親から捨てられてしまった子供の受け皿としてイタコが機能していた側面があります。
現在ではそのような苦境に置かれる子供の数が減っており、その影響もあってイタコの絶対数が減っているのです。
そのような状況の中でイタコとして能力を磨き続けてきた松田さん。
10代からイタコとしての修行を積んでいます。
松田広子さんは今でも恐山が例大祭を開く夏と秋には必ず恐山へ向かいます。
そこでイタコとしての役割をしっかりと果たしているのです。
正真正銘正当なイタコとして、その能力が認められている人なのです。
本物と偽物の違いとは
本物のイタコを見極めるためにはどこに注目をしたら良いのでしょうか?
イタコが口寄せをできる人は決まっています。
死後あまり時間が経過していない場合であったり、行方不明者の捜索、未来予測も不可能です。
それだけではなく依頼人と直接関係のない歴史上の人物であったり有名人を口寄せすることも不可能とされています。
だからこそ、歴史上の人物であったり有名な人物が死んだ後にすぐ口寄せをしているようなイタコについては偽物だと松田広子さんは断言します。
ちなみに口寄せができるのは死後100日以上が経過した人に限るのだとか。
肉体から魂が完全に離れるためにそれだけの時間が必要なのです。
肉体と魂が完全に分離をしていない状態では口寄せが上手くいく事が少ないのです。
イタコは超能力者や霊能力者の類ではないと松田さんは断言しています。
イタコはあくまでも死についてのカウンセラーであり、超能力者や霊能力者ではないのです。
死という衝撃的な出来事を受け止めるための手伝いをするのが、イタコの役割となります。
依頼人の気持ちを不安にさせたり、怯えさせるようなことを伝えるイタコは本物ではありません。
ここの点も踏まえておくと、本物のイタコを見つけやすいでしょう。
イタコは滅びゆくのか
イタコが滅んでしまうのかどうか、それを断言できる人は1人もいません。
しかし、後継者不足が深刻なものとなり現在ではいたことして活動をしている人が10名程度なのですから、このままの状態が続くとすればイタコは滅びるという流れに入るでしょう。
松田広子さんもイタコの存亡について時代の流れなのでそれは仕方がないと言っています。
現代社会において目に見えないものはそれほど信じられていません。
また先ほども触れたようにイタコの技能を騙る人たちがいるのも事実です。
だからこそ、イタコは非常に胡散臭いものとして扱われてしまうこともあります。
本来イタコは死についてのカウンセラーなのですから、どのような時代であっても人が生きている限りは必要とされる存在です。
身近な人の死を経験した残された人たちの相談に乗るのがイタコの仕事なのです。
通常のカウンセラーなどとは異なり、死者からの言葉という切り口を使って残された人の気持ちの整理を手伝います。
そして今を生きる人が健やかに過ごせるきっかけを提供するのです。
この本来のイタコの役割は、たとえイタコと呼ばれる人たちがいなくなったとしても必要とされるものです。
たとえ1度は滅びたとしても、イタコの仕事の重要性は必ず再認識されるでしょう。
最後のイタコ松田広子に占ってもらうにはどうしたらいい?
最後のイタコとして活躍をしている松田広子さんに鑑定してもらうにはどうすればよいのでしょうか。
一つは毎年夏に行われる恐山の大祭に参加することで、松田広子さんの口寄せを受けることができるのはこの夏の大祭の時期だけです。
ただとても人気なので朝一で並んでも鑑定してもらえたのは日暮れ時…と、かなり待ち時間が発生するようなので前日から恐山の宿に泊まって受ける人もいるようです。
しかし、青森までは遠くてなかなか行くことができないという人もいることでしょう。そんな方には松田広子さんが監修している占いサイトがおすすめです。
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